繋がれ、明日へ。

行きの新幹線の車中。
3人がけの通路側に座っていた筆者の横のおじさんが新横浜手前で
降りる準備をする前に鞄からナビスコの時に配っていたらしきチラシを。
胸ポケットから見えるストラップはガンバ大阪
前節のこともあるんで若干気が引ける部分があるものの
思わず「これから等々力ですか?」と話しかけてみる。
一言二言言葉を交わしお互いの健闘を願い合って別れる。


そうすると窓側にいた女性も降りる間際に
「自分もサッカーなんですよ。」と一言。
どうやら彼女もガンバ大阪サポ。
こちらともお互いの健闘を願い合う。


偶然に驚きつつも、なんとなくこんな光景が
ところどころで見られているんだろうなと思うと
やっぱり日本のサッカーが向かっている道は間違っていないんだろうなと
試合前なのに無駄に実感してしまった筆者がいる。
本当にサッカーを愛し、チームを愛する人たちがこれだけいれば
どれだけ偉いさんがバカでもサッカーを取り巻く文化は育っていくよ。


などとネタに絡めつつ少ししんみりしてしまったわけですが
そんなわけでいってみる今週の千葉@リーグ戦最終戦


千葉 2−1 名古屋。


決められそうなのに決めきれない。
そんな状況が88分まで延々と続いていました。
あと少し、本当にあと少しのパスやクロスの精度、
その積み重ねが結局今節の勝ち点状況に至った経緯なのだろうなと
改めて実感しつつ見ていました。


そして、名古屋の先制点。
DFとGKの連携ミスからの失点。
あぁ、こんな光景今年の序盤なんて何度見てきたんだろう。


そして、後半ロスタイム。


競った場面で、しかも土壇場にならないとこうならないとはいえ
あの状況下で、5分間であれだけのプレーをしたということは
胸を張れる気がします。
来年、この試合を経験している人間が何人残るか分からないが
何か一つ、来期に向け大きな収穫を得た気がする。
そんな最終節でした。