先生、ショートパスサッカーが見たいです。

毎年恒例の忘年会ということで長居にて天皇杯準決勝を観戦。
今年のカードは脚大阪−東京緑というカード。
とりあえず開始前から飲みっぱなしで出来上がる筆者達。
そんな筆者達の目の前で繰り広げられたのは
東京のお家芸とも言えるショートパスサッカー。
もっと効率良い攻めが出来るはずなのに敢えて細かく細かく繋いでいく。
しかもそれがまた小気味良く決まっていく。
たまにロングボールを放り込むこともあるが、そんな時に限って精度は全く無し。
筆者が思わず「東京は地上2m以上のパスは禁止やね。」と突っ込んだ程である。


先制点はその細かい繋ぎから。左サイドに相手守備を集中させて、
一発のサイドチェンジで右サイドに開いてフリーになっていたFW平本へ。
ややトラップが流れるも落ち着いて捌いてファーサイドへセンタリング。
そこへ2列目から猛然と飛び込んでヘッドを叩き込んだのは小林慶行
あまりに綺麗すぎるこの先制点で混乱したのか、
ガンバはあり得ないDFのパスミスを奪われ平本に追加点を叩き込まれ2−0。
前半シジクレイのワンボランチという布陣を敷くガンバは、
そのシジクレイが1対1で勝てないサイドのケアに釣り出され、
中央の空いたスペースを大悟、慶行の両小林に飛び込まれ何度もピンチを作る状況。


後半に入って児玉in、宮本outでシジクレイを一列下げ、
サイドで全く球が来なかった二川を中に入れることで
中央を厚くして、守勢に回り始めた東京を押し込み始めるも
シュートが橋本に当たるいわゆる「モニワブロック」が炸裂する不運などもあり
なかなか1点が奪えない。
そうこうしている隙に、CKから米山に流し込まれて3−0。
後半37分に松波のゴールで1点返すも時既に遅し。


普段と違う布陣で、しかも東京の繋ぐサッカーにお付き合いしてしまった
ガンバの自滅という部分も大きかったが
それ以上に東京の前半の出来が素晴らしすぎた。
個々のドリブルやボールタッチのスキルが非常に高く、それをベースとして
繰り広げられるショートパスサッカーはもっと注目されても良いと思う。
決勝はかつての面影が微塵も見えなくなった磐田。
折角ならあのスタイルを貫いて元旦を制して欲しい。
しかし、東京緑を応援するような時代が来るとは10年前想像しただろうか…。(笑)


夜は梅田にて第2R、年末恒例となるJリーグドラフト会議実施。
昨年同様壮絶な盛り上がりを見せたわけで。
#詳細は後日うちか友人のサイトにて報告予定。


あとは、友人宅にてだらだらSakuSaku上映会でもう一盛り上がりして就寝。
ほんと、もの凄い濃いぃ1日でした。