手に汗握るとはこのことか。

ツール・ド・スイス最終日を見る。
前日までの首位マイケル・ロジャースから離れること36秒。
3位で最終日を迎えたアイトール・ゴンザレスが峠の麓で単独アタック。
最後の下りに入って残り20km。この時点で2人の差は1分。
片や単独での逃亡劇、片や5人による集団での追走。
集団での追走が優位なのはこの競技での常識…のはずが
なかなか追走集団のペースが上がらない。
しかし、ロジャースは出ないのか出られないのかアタックを仕掛けない。
一人必死の形相でペダルをこぎ続けるゴンザレス。
残り距離だけがどんどん縮まっていく。


先に飛び込むゴンザレス。そしてロジャースがゴールラインにたどり着いたのは
そこから遅れること…48秒。
まさかまさかの最終日の逆転劇。
やっぱり自転車ロードは面白いなと再確認。
ツール・ド・フランスももうすぐ開幕。楽しみ楽しみ。