崩壊。

購入し仕事をやり遂げた男の顔を見せつつ長居へ。
友人と合流し早めの昼ごはんを食べ長居第2で高田の負け試合を見て(涙)
帰り際に高田の監督とコーチが寂しげに佇んでいたところに挨拶をして
長居スタジアムの桜餅−柏餅の餅ダービーマッチへ。
アウェイ側のゴール裏、ファミリー席(我々命名野次馬席:笑)に
陣取りまったりと観戦開始。


最下位争いに喘ぐ桜餅。
その原因の大部分を担うと言われている監督及び強化担当への風当たりは大きく
スタメン紹介時も監督のところで大ブーイング勃発。
これで試合が勝利で終わっていればその場は収まっていたのであろうが、
試合は…先制するも前半途中で足が止まり前半で2失点し逆転を許す。
そしてゼ・ホベルトや後半投入された谷澤らに好き勝手かき回され
チームは統制を失い、濱田の弁解無用の2枚目のイエローでジエンド。
終わってみれば玉田のハットに増田の2ゴールという
レアもの全開の展開で5失点。
遂に桜が最下位に沈んでしまった。


しかし、今日の長居はこれで終わることは無かった。


1stステージ最終節だったため、選手の場内1周が企画されているらしく
選手がメインスタンド前に整列。
まず、件の監督が一言言葉を発した瞬間だった。


メインからバックからそしてゴール裏から、
長居が一体となって大ブーイングの嵐を監督に浴びせかけられた。
言葉を失う監督、呆然と立ち尽くす選手の姿がビジョンに映る。
それまで久々の大勝に大騒ぎだった柏サポも
呆然と立ち尽くしその様子を見守る。
別の友人から電話。結果を見て電話してきたらしく、
「遂にチームが崩壊したね」と一言。
当人としては戦力的に崩壊したというつもりで電話してきたようであったが
このチーム自体が崩壊するその一歩手前の状況が
目の前に繰り広げられていた。


電話先の友人に状況を説明しつつ収まりのつかない
ホームのゴール裏へ友人と全速力で移動。
メインスタンドのホーム寄りの場所で様子を伺うと
アウェイ側では喧騒としてしか聞き取れなかったサポーターの
叫びがダイレクトに飛び込んでくる。
選手がゴール裏へ挨拶に出てくるも効果無し。
その怒りの矛先は監督と強化担当へと完全に絞られている。


そのやり取りをしばらく見守った後、
らちが明かないと判断した我々は選手のバス乗り場へ移動。
そこにも多くのサポーターが監督解任を願う弾幕を掲げていた。
厳重な警戒と怒号の中を掻き分けバスは長居を後にしていく。
言葉にし辛い脱力感が周辺を支配していた。


厳しい見方なのは承知だが、ここが恐らくチームにとって
正しい方向へ向かうための最後のチャンスなのだろう。
今後あのチームはどこへ向かっていくのだろう…。



夜は天王寺で本日の感想戦
世界のビールが飲める店という居酒屋に入り
ヨーロッパのビールを飲み倒しEUROへ現実逃避という
#ギネスД<ウマー。
ベタな展開へとなだれ込んで解散。
泣きたい位に濃いぃ1日でした。